母が施設で育った話ですが、
施設といえば、昔のドラマとか漫画のイメージで、お金に不自由な生活というような感じがしますが、
全くそんなことはなくて、
母は某お嬢様学校( 全国的に有名な私立の女子校)に中学、高校と通い、私立の短大を卒業しています。
着るもの、食べるものに全く不自由もなく、バイト生活をしたわけでもなく、短大まで行かせてもらって、本当に幸せだったと話しています。
その施設でのお世話になった方々、特に、後に園長になられた方のおかげで、
私が高校生くらいの時から、母はその施設で働くことになり定年まで勤め上げました。
すごい御縁があるんだと思います。
母はとにかく感謝しています。
その当時の園長さんとは、今でも、たまに連絡を取り合っています。
家族がいない分、友人、お世話になった方々を大切にしている母ですが、
とても仲良くしていた友達が2人、
亡くなっています。
2人とも、同じ施設で育った友達で、
1人はもう20年近く経つでしょうか、
もう1人は6年前、2人とも癌でした。
母は昔から友達のところへ遊びに行く時、私と弟を連れて行ってたので、
母の親しくしていたお友達のことは、大抵よく知っています。
亡くなった時に、母が大泣きしている姿を見てないし、気落ちした感じもなく普通に過ごしていたけど、本当はかなり悲しかったはず。
大人しくて、控えめな母だけど、
おろおろしたり、どうしようと慌てたり、
取り乱して、泣いたり怒ったり、
そんなところを、全く見たことがなく、
いつでも、ドンと構えてる、そんな母に
偉大な強さを感じます。
豆乳ティーと、ほうじ茶ぜんざい、
美味しかったです(o^^o)